FROGGER フロッガー 学研LSIゲーム:購入できる場所情報(ショップ、オークションなど)
『フロッガー』 (FROGGER) は、1981年にコナミ(後・コナミデジタルエンタテインメント)が開発し、セガ・エンタープライゼス(現・セガ)およびセガ・グレムリンからアーケードゲームとして発売されたアクションゲームである。21世紀初頭現在では古典的な作品と捉えられる傾向にあるが、発売当時は画期的だった。いまだに人気があり、インターネット上でも同系統の作品が各種配布されている。後の作品にもコナミ自身のものを含め、ゲームやアニメ、テレビ番組、音楽作品などに本作を題材あるいはモチーフとしたものがある。 カエルをそれぞれの巣(スイレンの葉)に1匹ずつ送り届けることがゲームの目的である。そのためにはプレイヤーは自動車が絶えず行き交う道路や危険の多い川を渡らせなければならない。2人でプレイする場合は同時プレイはできず、交互プレイとなる。 内容 プレイヤーのカエルは3匹(アーケード版デフォルト設定の場合、設定や機種によっては5匹、7匹の場合もある)から始まる。制限時間内にカエルを5つある巣に帰すことが求められる。本作ではジョイスティックの4方向レバーのみの操作で行う。各方向にレバーを入れるとカエルはその方向に跳ぶ。 本作はもともと"Highway Crossing Frog"(「踏切カエル」)とのタイトルで発売予定だったが、セガの幹部はそれがゲーム性を表していないと感じたため単に「フロッガー」のタイトルで発売された[要出典]。また本作は年代を問わず子供たちには特に人気があり、多数の模倣作が製作されたのみならず、グラフィックを向上させ2人同時プレイも可能にした非公式の続編Ribbitも製作された(ロケテストまでは行われたが、コナミとセガとでの権利問題で販売されず)。 1980年代前期の他のゲーム同様に、フロッガーもさまざまな家庭用ゲーム機に移植されている。アメリカにおいてはフロッガーはセガにより、例えばROMカートリッジについてはパーカー・ブラザーズと、磁気メディアについてはシエラ・オンライン(en:Sierra Entertainment)といった具合に複数の会社とライセンス契約が結ばれた。さらにシエラは自社が作品を開発していない機種向けに他の開発会社に磁気メディアに関してのサブライセンス契約も行った。そのためROMカートリッジと磁気メディア双方が使える機種に関しては複数のヴァージョンが存在することとなり、例えばAtari 2600版ではパーカー・ブラザーズのROMカートリッジ版、スターパスのカセット版がある。ゲームギア用ソフトもプロトタイプの開発はされていたが、発売はされなかった。セガとコナミの間で権利問題が発生したものと考えられる。 本作のアーケード版のメインBGMには、当時放映されていたテレビアニメ、『あらいぐまラスカル』のオープニング曲「ロックリバーへ」が使用されていた。この他にもスタート時には童謡の「犬のおまわりさん」など、ゲーム中のBGMには様々な既存のサウンドが使用されていた。これらのサウンドは家庭用への移植の際には権利関係から一部別の曲に差し替えられている。本作以外でもこの時期のコナミ作品にはテレビアニメなどから既存のサウンドを流用するといったものが多かった。 本作をモチーフとしたゲームが存在するコナミ作品
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