2009年Feb月23日
[CINEMA]「20世紀少年 ~もう一つの第1章~(金曜ロードショー版)」★★・・・(2点)
金曜ロードショー「20世紀少年 ~もう一つの第1章~」を録画していて、観てなかって、ようやく観た。「もう一つ・・・」じゃないほうは観てないし、第2章も観てない。感想としては、キャスティングが面白かった。「妖怪大戦争」を観てるようだった。豪華キャストだし、原作のイメージを損なってないし、そういう意味で笑ってしまう。
全体の感想は、、、テンポが速いくて、ずっと予告編を見せられているようだった。そういう手法なのだろうけど、それだと内面がよくわからないし感動も薄いのでは??いや、もちろん人物それぞれの内面はわかってる。コミックを熟読しているから。このリズムで最後までみたら、絶対に続きは深夜のアニメで完璧版をやってくれないと納得いかない。いや、そういうメディアミックスなのかもしれない。でもまあそれでもいいと思う。
日本でこのような1作目から3部作で行くぜ的なものってあまり憶えがないから、是非成功して、次につなげてほしい。浦沢直樹作品は、いろいろ映像化してほしいし。「PLUTO」に期待。あ、でもこの監督じゃいやだ。海外TVドラマ的な手法で作ってくれないとだめかも。海外ドラマでやってくれない、よねえ。
話を戻して、「20世紀少年」。続編に関しては、金曜ロードショー「20世紀少年 ~もう一つの第2章~」を作ってくれたら観たい。
(続き)
といいつつ、2012年になっても観てない。。思い出も込めて言いますと、漫画連載で「20世紀少年」が始まった時、T.REXファンの私としては、ちょっと困惑しました。なんでT.REXの20th Century Boyをタイトルにしちゃうんだって。期待もあったんだけど。
映画予告編かなんかで20th Century Boyがジャジャジャーンて流れた時はああ、ほんとにこの曲使っちゃうんだ・・・って思いました。興味のポイントは、どう3部作で3分割するのかってところだけでした。コミック最終巻まで読んで面白くなかったのもあって、全部観ようという気が起きていません。
コミックに関して言えば、子供時代にいける仮想空間が出たあたりからおかしくなったと思う。わりと前半だけど。あとその仮想空間での子供時代が自分には共感できなかったし、この仮想空間上のルールがあやふやで物語の進行上必要な要素なのかどうかがわからなかった。要らないような気がした。どうもスタートレック・ネクストジェネレーション、ディープ・スペース・ナイン、ボイジャーで出てきたホロデッキみたいなことになってる。スタートレックシリーズのホロデッキはなんでもアリの空間だから、一話完結のドラマにちょっとした遊びを生んでいたと思う。でもあんまりなんでもありにしちゃうとそもそもの現実世界とのバランスが崩れるのはスタートレックでもずっと気になってたところだけど、この20世紀少年ではなんか思いっきりバランスを崩しちゃってたと思う。最初は現代風だったのに、途中から完全に異世界の話になったような気がしたくらい。ひょっとして途中から起動変更シなきゃいけない事情があったのかと思うぐらいです。長期連載用に切り替えたとか。。考えすぎですかね。とにかく浦沢直樹先生は大好きな作家なので、いつか20世紀少年のセルフリメイクをして欲しいです。コミックス5~8巻くらいで完結するバージョンで。
グレイト・ヒッツ
